Amazon Aurora PostgreSQLの時刻同期サーバ確認

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さいとう

閲覧いただきありがとうございます!"さいとう"と申します。わたしは異業種・未経験からIT業界に転職し、現在インフラエンジニアとしてクラウド環境の設計や構築・運用の支援を行っています。


Amazon Aurora PostgreSQL は、AWSが提供するデータベースです。フルマネージド型で PostgreSQL 互換の、ACID 準拠のリレーショナルデータベースエンジンです。


フルマネージドですが、"時刻同期の設定がどうなっているか"気になりました。


今回の記事では、「Amazon Aurora PostgreSQL バージョン16.2に接続し、時刻同期の設定を確認」します。

Amazon Auroraの時刻同期確認

Amazon Aurora PostgreSQLはフルマネージドサービスであるため、基盤となるOSやその設定に直接アクセスすることはできません


時刻同期設定を確認したい場合、どうすればいいのでしょうか。

Amazon Aurora PostgreSQLの時刻同期コマンド

まずはpostgresqlクライアントで、Amazon Aurora PostgreSQLデータベースに接続しましょう。


つぎに時刻同期設定を確認するため、postgresqlのコマンドラインで、以下のコマンドを実行します。

\! chronyc source


【実行結果】

test_database=> \! chronyc sources
MS Name/IP address         Stratum Poll Reach LastRx Last sample
===============================================================================
^* 169.254.169.123               3   4   377    11  -7659ns[-8069ns] +/-  369us


“169.254.169.123"はAWSが提供するメタデータサーバで、時刻同期サービスである"Amazon Time Sync Service“も提供しています。


このサービスは追加料金なくすぐに全リージョンのVPCの稼働中の全インスタンスで利用できます。詳しくはこちら


Amazon Aurora PostgreSQLはデフォルトでは、Amazon Time Sync Serviceを利用して時刻同期していることがわかりました。

おまけ:タイムゾーン確認コマンド

時刻同期の確認は重要ですが、タイムゾーンの確認も重要ですよね。


タイムゾーンの確認は、次のコマンドを利用します。

SHOW timezone;


【実行結果】

test_database=> SHOW timezone;
 TimeZone
----------
 UTC
(1 row)


UTCであることが確認できました。


UTC(Coordinated Universal Time、協定世界時)は、地球全体で共通に使用される標準時刻です。UTCは、時刻の基準となるタイムゾーンであり、どの国や地域でも同じ時刻を意味します。

まとめ

Amazon AuroraはAWSが運用や管理を行うフルマネージドサービスです。しかし、念のための確認は必要です。


今回の時刻同期も、"おそらく"AWSの"Amazon Time Sync Service"に設定されているだろうと思いましたが、実際に実機で確認する必要がありますよね。


あなたもぜひ自分の目で確かめてみてください。


参考リンク: Amazon Aurora とは